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皆さんこんにちは!
TMA株式会社、更新担当の中西です
さて今回は
~確認事項~
ということで、機械設置工事を行う前に必ず確認すべきポイントを、5つのカテゴリに分けて詳しく解説します。現場トラブルや納期遅延、設備トラブルを未然に防ぐための“備えの知恵”として、ぜひご活用ください♪
産業用機械の設置工事は、単なる「据付作業」ではありません。それは、生産ラインの起点であり、品質・安全・生産効率を大きく左右する極めて重要な工程です。
工場やプラントに導入される産業機械には、多くの種類があり、精密加工機械、搬送装置、食品・化学のプロセス設備など、使用目的や設置環境に応じて高度な準備が必要となります。
搬入可能か?
メンテナンススペースは確保されているか?
他の設備や通路との干渉はないか?
📌 2D図面だけでなく、3Dシミュレーションによる動線確認や搬入経路の干渉チェックも有効です。
機械荷重、振動、レベル出しの必要性
アンカーボルト位置、耐震構造の確認
機械図と基礎図のズレがないかをチェック
→ 特に重量機器や精密加工機械では、±1mm以内のレベル精度が求められるケースもあります。
三相200V?単相100V?それとも高圧受電か?
ブレーカ容量や盤の空きは十分か?
始動電流・定格電流・突入電流に対応できるか?
⚡ 周波数(50Hz/60Hz)や海外機器の対応も要チェックです。
コンプレッサーや冷却装置との接続位置
冷却水、排水、蒸気などの系統図の整合性
パッキン・ホース材質は使用液体に適合しているか?
発熱量が多い機器では空調負荷の見積もり
有機溶剤や粉じんを扱う場合は、局所排気やダクト接続が必要
工場入口の間口、高さ、段差のチェック
搬入口から設置場所までの動線上の障害物(梁、配管、機器)
搬入機器(フォークリフト・クレーン・ユニック車)の手配
✅ 特殊重量物搬入では「仮設ステージ」や「ローラー搬送」などの事前工法検討が必須です。
振動を防ぐためのアンカー固定、防振ゴム・基礎パッドの選定
機械の水平出しは水準器 or レーザー測定器で精密に実施
油圧・空圧機器の初期圧力調整の手順を確認
転倒、落下、感電、火災のリスク評価
作業区域の立ち入り制限と危険表示
重量物作業時の玉掛け資格者・指揮者の選任
電気工事士、ガス溶接、フォークリフト、クレーン、玉掛け、酸欠作業主任者など
KY(危険予知)活動・作業手順書の事前共有
停電・漏電・火災・油漏れ時の対応マニュアル
AED、消火器の配置、避難経路の確認
電気・空圧・冷却など全系統が通電・通水されているか
初期設定、パラメータ入力のサポート体制
各種インターロック・センサー・非常停止ボタンの動作確認
✅ 特に自動化設備ではPLC(プログラマブルロジックコントローラ)連携やシーケンス制御の調整が必要な場合があります。
操作方法、安全確認項目、日常点検の教育
保守契約内容、点検周期、消耗部品の交換計画
検収書の署名・検査チェックリストの保管
設置図、電気配線図、マニュアル類のファイリング
メーカー保証の適用条件も確認
設置後に「この配線が足りない」「このスペースでは扉が開かない」といった事態に陥ると、納期の遅れ、トラブル、そして余計なコストが発生します。
だからこそ、産業用機械の設置工事では、機械そのものを理解し、現場環境を読み、関係者全員でリスクを想定し、共有することが成功のカギです。
項目 | 内容 |
---|---|
設置場所 | レイアウト、基礎、干渉 |
電源・配管 | 電圧、容量、接続位置 |
搬入計画 | 経路、機材、搬入日 |
安全対策 | 資格者、リスクアセスメント |
試運転 | 通電、制御確認、教育体制 |
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