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第8回産業用機械雑学講座

皆さんこんにちは!

TMA株式会社、更新担当の中西です。

 

本日は第8回産業用機械雑学講座!

 

産業機械の組み立ては、製造業の根幹を支える重要なプロセスです。精密な部品を組み上げ、安定した性能を発揮させるためには、高度な技術と厳格な品質管理が求められます。組み立てにおけるわずかなミスが、製品の不良や生産ラインの停止につながるため、作業の効率化と品質確保が重要です。


1. 産業機械組み立ての基本原則

産業機械を正しく組み立てるためには、以下の3つの基本原則を守ることが不可欠です。

① 高精度な部品管理と準備を徹底する
② 正確な組み立て手順を遵守する
③ 品質管理と安全対策を徹底する

これらの原則を意識することで、高品質な機械の組み立てが実現でき、トラブルの発生を防ぐことができます


2. 産業機械組み立てにおける鉄則

鉄則① 部品の品質管理と事前チェックを徹底する

「良い製品は、良い部品から生まれる」

組み立て前に、すべての部品が正しく準備されているか確認することが最も重要です。不良部品が混入すると、組み立て後のトラブルや性能低下につながるため、事前の品質チェックが不可欠です。

🔹 部品管理のポイント

  1. 入荷検査を徹底する

    • 納品された部品の寸法・精度・材質を確認し、規格外のものは排除。
    • 強度や耐久性のテストが必要な部品は、事前に試験を実施する。
  2. 部品の保管方法を最適化する

    • 湿気や温度管理を適切に行い、錆や劣化を防ぐ
    • 小さな部品は識別しやすいように整理整頓し、誤使用を防止
  3. 作業前に必要な工具・部品を準備する

    • 部品の不足や誤った工具使用を防ぐため、作業開始前にすべてを揃えておく

🚨 注意点

  • わずかな寸法ズレが、機械の動作不良につながるため、マイクロメーターやゲージを活用し、厳密に測定する。
  • 誤った部品の組み付けを防ぐため、チェックリストを活用する。

鉄則② 組み立て手順を厳守し、適切な締結を行う

「順番とトルク管理が品質を左右する」

産業機械の組み立てでは、設計図に基づいた正確な手順と、適切な締結(ねじ締め・ボルト固定)が求められます。順番やトルク管理が不適切だと、部品のズレや強度不足が発生し、機械の動作不良の原因になります。

🔹 組み立て手順のポイント

  1. 正しい順番で作業を進める

    • 設計図や組み立てマニュアルに従い、推奨される順番で組み立てる
    • 急がず、一つひとつ確実に組み付けることが重要。
  2. 締結(ボルト・ねじ締め)の管理を徹底する

    • トルクレンチを使用し、規定の締め付けトルクを厳守する。
    • ボルトは対角線順に均等に締める(例:フランジやエンジン部品)。
  3. 可動部の調整を行う

    • ベアリングや軸受け部品は、適切なクリアランスを確保する。
    • 歪みやズレがないか、組み立て後に手動で動作確認を実施。

🚨 注意点

  • ボルトの締めすぎによる破損や、緩みの発生を防ぐため、メーカーの規定値を厳守する。
  • グリースや潤滑剤の塗布を忘れると、摩耗や異音の原因となるため、適切に塗布する。

鉄則③ 品質チェックと動作確認を徹底する

「最後の確認が、製品の信頼性を決める」

組み立てが完了した後は、徹底的な品質チェックと動作確認を行うことで、不具合を未然に防ぐことができます。これを怠ると、出荷後にトラブルが発生し、修理やリコールのコストが発生する可能性があるため、最も慎重に行うべき工程です。

🔹 品質チェックのポイント

  1. 外観・寸法の最終確認

    • ボルトやナットの緩みがないかチェック。
    • 塗装や防錆処理の仕上がりを確認。
  2. 動作テストの実施

    • 可動部分のスムーズな動作を確認(異音・引っ掛かりがないか)。
    • 負荷テストや耐久試験を行い、設計通りの性能を発揮するかチェック
  3. 記録を残し、トレーサビリティを確保

    • 品質管理シートに作業内容を記録し、後から確認できるようにする
    • 必要に応じて写真や動画を記録し、後のトラブル対応に備える。

🚨 注意点

  • 現場作業員だけでなく、品質管理担当者によるダブルチェックを行い、人的ミスを防ぐ。
  • 動作確認後も、ネジの増し締めを行い、輸送時の緩みを防止する。

3. まとめ

産業機械の組み立ては、高精度な部品の管理、正確な手順の遵守、徹底した品質チェックの3つが成功の鍵となります。

鉄則① 部品の品質管理と事前チェックを徹底する(寸法・材質を厳密に確認)
鉄則② 組み立て手順を厳守し、適切な締結を行う(トルク管理・適切な順番で作業)
鉄則③ 品質チェックと動作確認を徹底する(最終検査・可動確認・記録管理)

これらの鉄則を守ることで、高品質かつ信頼性の高い産業機械を安定して生産し、長期的なビジネスの成功につなげることができます

 

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