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第5回産業用機械雑学講座

皆さんこんにちは!

TMA株式会社、更新担当の中西です。

 

本日は第5回産業用機械雑学講座!

今回は、資格とその特徴についてです。

 

産業機械の組み立てや電気配線は、製造業の基盤を支える重要な工程です。機械の複雑化が進む現代においては、精密な組み立て技術や電気回路の適切な設計・施工が求められるだけでなく、安全性や効率性の確保も必要とされます。そのため、これらの作業に携わる技術者には高度な専門知識とスキルが求められ、それを証明するための資格が存在します。本記事では、産業機械の組み立てや電気配線に関わる主要な資格とその特徴について詳しく解説します。


1. 産業機械の組み立てと電気配線の重要性

産業機械は、製造業や物流業、さらには農業や医療といった多岐にわたる分野で活用されています。その機械が正常に稼働し、期待通りの性能を発揮するためには、組み立て作業や電気配線が正確かつ安全に行われる必要があります。

1.1 組み立てと電気配線の役割

  • 組み立て
    機械の各部品を設計図通りに組み立てる作業は、精度の高さが要求されます。ミリ単位の調整や、高い耐久性を保つための組み立て技術が求められます。
  • 電気配線
    機械を制御するための電気回路や配線は、機械の動作を左右する重要な工程です。不適切な配線や施工ミスは、機械の故障や火災といったリスクを引き起こします。

1.2 高度化する機械と資格の必要性

近年の産業機械は、IoTやAI技術を活用した高度なシステムが搭載されており、組み立てや電気配線に関する作業も複雑化しています。このため、資格取得を通じて必要な知識と技術を身に付けたプロフェッショナルが求められています。


2. 産業機械の組み立てに関連する資格とその特徴

産業機械の組み立てには、機械部品の設計図理解、工具の使用方法、耐久性を確保するための知識が必要です。以下に関連する資格を挙げ、その特徴を解説します。

2.1 機械保全技能士

機械保全技能士は、産業機械の点検、整備、修理に関する技能を認定する国家資格です。

  • 資格の概要
    機械の故障予防や修理、効率的な運転のための知識を有することを証明します。1級から3級まであり、等級が上がるほど高度な知識と技術が求められます。
  • 試験内容
    • 学科試験:機械工学、材料、故障診断、保全手法などの理論。
    • 実技試験:組み立て作業や保全業務の実践スキル。
  • 特徴
    機械の正常運転を保つためのメンテナンスやトラブルシューティング能力が重視される資格であり、組み立て業務における信頼性向上にも寄与します。

2.2 機械設計技術者

機械設計技術者は、設計図を理解し、部品の選定や組み立て手順を計画する能力を認定する資格です。

  • 資格の概要
    日本機械学会が提供する資格で、機械の設計プロセスや部品の性能を理解した上で、適切な組み立て計画を立てられる技術者を認定します。
  • 特徴
    特に設計図の読み取りや3D CADの活用スキルが評価され、組み立ての段階で設計者としての視点を持つことが求められます。

3. 産業機械の電気配線に関連する資格とその特徴

産業機械における電気配線は、電気回路の設計・施工・保守に関わる作業であり、関連資格は電気工学の知識や安全規制への対応が重視されます。

3.1 電気工事士

電気工事士は、電気設備の工事や配線を行うための国家資格です。産業機械の配線においても最も基本的かつ重要な資格の一つです。

  • 資格の種類
    • 第一種電気工事士:工場や大規模施設など、500Vを超える電気工事に対応可能。
    • 第二種電気工事士:住宅や小規模施設の電気工事に対応。
  • 試験内容
    • 学科試験:電気回路の理論、法規、安全対策。
    • 実技試験:電線の結線や配線工事の技能。
  • 特徴
    電気配線の安全性や適切な施工を確保するために必須の資格であり、産業機械の電気配線に関わる現場で広く求められています。

3.2 電気主任技術者(電験)

電気主任技術者は、電気設備の保安監督を行うための国家資格です。高電圧を扱う産業機械の電気配線に携わる技術者にとって、非常に重要な資格とされています。

  • 資格の種類
    • 第一種:すべての電気設備を管理可能。
    • 第二種:17万V未満の設備を管理可能。
    • 第三種:5万V未満の設備を管理可能。
  • 試験内容
    • 電力、機械、法規など、広範囲の電気工学知識を問う筆記試験。
  • 特徴
    特に工場やプラントのような高電圧設備を伴う現場で重視され、電気主任技術者は安全管理の責任者としての役割を担います。

3.3 制御機器技術者

産業機械に組み込まれる制御システムの設計や施工に必要な資格です。

  • 資格の概要
    制御回路の設計、プログラミング、メンテナンスに関する知識を認定する資格で、特に自動化設備やIoT対応の産業機械に関連します。
  • 特徴
    PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)やセンサー、アクチュエーターといった制御機器を適切に扱えることを証明します。

4. 資格取得のメリットと業界への影響

産業機械の組み立てや電気配線に関する資格を取得することで、技術者個人、企業、そして業界全体に多くのメリットがもたらされます。

4.1 技術者個人のメリット

  • 信頼性とキャリアアップ
    資格を保有することで、技術者としての信頼性が向上し、昇進や給与アップの可能性が高まります。
  • スキルの向上
    資格取得のプロセスで学ぶ内容は、実務に直結する知識とスキルであり、現場での即戦力となります。

4.2 企業のメリット

  • 品質と安全性の向上
    資格保有者が多い企業では、作業の品質や安全性が向上し、顧客からの信頼も高まります。
  • 法規制への対応
    電気配線や設備工事に関する法規制を遵守するために、資格保有者の存在は不可欠です。

4.3 業界全体への影響

  • 技術者の育成
    資格制度は、次世代のプロフェッショナルを育成するための重要な仕組みです。
  • 国際競争力の向上
    高度な資格を持つ技術者が増えることで、産業機械分野における日本の国際競争力が高まります。

まとめ 産業機械の組み立てや電気配線における資格は、安全性や効率性、そして技術者としての信頼性を支える重要な要素です。機械保全技能士や電気工事士、電気主任技術者などの資格を取得することで、技術者は自らの専門性を高め、企業や業界全体に貢献することができます。産業機械の進化が続く中で、これらの資格を活かしながらさらなる技術革新を目指すことが、未来の製造業を支える鍵となるでしょう。

 

 

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